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VNE事業者と接続方式を比較|IPv6 IPoE|IPv4 over IPv6|v6プラス|transix|OCNバーチャルコネクト|IPv6高速ハイブリッド|v6オプション|クロスパス

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ここではVNE(Virtual Network Enabler | バーチャル ネットワーク イネイブラー)のことについてお伝えします。

VNEの一覧、接続サービス名、接続方式、プロバイダがどのVNEに対応しているか、各社の接続方式によって何が違うのかを掲載しています。

VNEとは何か、一般の利用者に向けて言うなれば、ネットを快適な通信速度で利用できるようにしてくれるサービスだと思ってください。

特徴としては次の項目があげられます。

各VNEで共通して言えること

 

✅混雑した経路を避けて通信するので快適な通信速度で利用できる。

各VNE毎の違い

 

✅ポートの開放の可否

✅利用可能なポート数の違い

✅ルータへの負荷の違い

✅専用ルータの有無

✅IPv4の固定IPサービスの有無

私は本業では通信業に勤めて10年になり、日々、お客様からのネットに関する相談を受け、インターネットの利用についてアドバイスをしています。

きっとこの記事も、あなたの参考になる情報がきっとあります。ぜひ、最後まで読んでください。

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VNE事業者とは

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VNE(Virtual Network Enabler | バーチャル ネットワーク イネイブラー)の略で
IPv6 IPoEでの接続に必要なネットワーク設備やシステム等の環境を各プロバイダに提供をします。

主たるものとして「IPv6 IPoE」と「IPv4 over IPv6」のサービスが利用できるように提供します。

「IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6」を利用することで従来の「IPv4 PPPoE」の通信で発生していた、混雑による通信速度の低下を回避でき、快適なインターネットの利用ができるようになります。

▼「IPv4とIPv6の違い」を初心者の方にもわかるように書いた記事はこちら

▼速度の低下する原因についてはこちら

VNE事業者は限られた数しかなく、ほとんどがVNEの設備をプロバイダに卸して提供する方式ですが、最近はプロバイダ自体がVNEとなって、自社設備でまとめてエンドユーザにサービスを提供するVNEも出てきました。

▼当初VNEは以下の3社のみでした。

  • 日本ネットワークイネイブラー(JPNE)
  • インターネットマルチフィード(MF)
  • BBIX

▼そこから順次増えています。

  • NTTコミュニケーションズ
  • ビッグローブ
  • 朝日ネット
  • フリービット
  • アルテリアネットワークス

いずれのVNEでもNTT東日本・西日本が提供するフレッツ光ネクストのNGN網を使ったIPoEの設備、通信方式を利用します。

NTT東西から設備を卸してもらっている光コラボレーションも同じです。

VNE事業者と接続サービス名、接続方式一覧

IPv4 over IPv6 提供 VNE事業者IPv4 over IPv6 接続サービス名接続方式備考
インターネットマルチフィードtransixDual-Stack Lite(DS-Lite)HGW対応、市販のルータも多くの機種が対応
アルテリアネットワークスクロスパスDual-Stack Lite(DS-Lite)HGW 500シリーズ以降で対応。
日本ネットワークイネイブラー(JPNE)v6プラスMAP-EHGW対応、市販のルータも多くの機種が対応
NTTコミュニケーションズOCNバーチャルコネクトMAP-EHGW、ルーター順次対応中
ビッグローブIPv6オプションMAP-EHGW対応
BBIXIPv6 IPoE+IPv4
ハイブリッドサービス
6rd対応するルータはレンタルの【光BBユニット】のみ

※「v6プラス」は日本ネットワークイネイブラー株式会社の登録商標です。
※「transix」はインターネットマルチフィード株式会社の登録商標です。
※「OCNバーチャルコネクト」はNTTコミュニケーションズ株式会社の商標です。

接続方式の比較

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  • ✅DS-Lite方式はNAPTをVNE事業者側の設備で行うので、エンドユーザ側のルータの負荷が少ない。
    その代わり利用可能なポートの指定ができないため、自宅内にサーバーを置くといったことは困難。また、NATセッション数が1024という制限があります。
  • ✅MAP-E方式はエンドユーザ側のルータでNAPTを行います。
    ルータの負荷はありますが、いくつかの範囲で割り振りされたポートが指定できます。
    ルータの負荷といっても、自宅で利用の範疇であれば気にするものではないです。また、NATセッション数はユーザの用意するルータに起因するため、選択肢の幅は広がります。なお、HGWの場合はNATセッション数4096の機種が多いです。業務用だとNATセッション数が10000以上のものがあります。
  • ✅6rd方式は自宅側に専用のルータを設置することで、VNE事業者とエンドユーザ間の通信が可能になります。
    自宅に設置する専用の機器が増えてしまいますが、ポートの開放は可能です。

ユーザから見たVNEごとの違い

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ユーザ側から見た違いとしては以下

正直、ネット、動画の閲覧などであれば、どこのVNEでも特に変わりはありません。

  • ✅VNEごとに接続サービスの名称が異なる
  • ✅利用するための機器の必要/不要が異なる
  • ✅IPv4の接続をする際に利用可能なポートの有無、割り当てられるポート数が異なる
  • ✅NATする箇所が異なる。
  • ✅IPv4の固定IPアドレスサービスの有無 (VNEが提供していても、提携したプロバイダが提供していないことあり)

自分でサーバーを立てたり、特定の指定されたポートを使用するオンラインゲームなどを利用するのであれば、ポートの開放ができるVNEを選びましょう。

また、通信機器が多い環境であれば、NATセッション数も関わってくるので、ユーザー側でNATするMAP-EのVNEが有効な場合もあります。

後は自分の利用しているプロバイダがあれば、そこがVNEと提携しているかを以下で確認しましょう。

VNEのひとつ、ネットワークイネイブラーの提供するv6プラスについて、詳しく書かれた書籍「徹底解説 v6プラス」があります。

技術的なことが知りたい方は読んでみるとよいと思います。

v6プラス(MAP-E)とは別の方式、transixについても末尾の方で記述があります。

 

フレッツ 光クロス対応 VNE事業者

2020年4月からNTT東西で10Gbps対応の「フレッツ 光クロス」が開始されます。

そして、IPv6 IPoE + IPv6 over IPv4 に対応する各種VNE事業者でも「フレッツ 光クロス」への対応を順次発表しています。

ここでは対応しているVNE事業者を紹介しますが、VNE事業者が対応していても、各プロバイダでも「フレッツ 光クロス(10Gbps)」に対応しなければ、利用できませんので注意してください。

【光クロス対応 VNE事業者】

ネットワークイネイブラー:「v6プラス」

⇒ 「フレッツ 光クロス」対応サービスの提供開始について

・随時更新

プロバイダと対応VNE

プロバイダと対応VNE
プロバイダがどこのVNEと提携して「IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6」を提供しているかをまとめました。

中にはVNEを途中で変更したり、サービスごとにVNEを使い分けているところもあります。

オプションサービスでの提供をしているところもありますので、せっかく快適にネットが利用できる「IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6」を使っていなかったということもありえます。

各プロバイダのサイトへのリンクを貼っていますので、自分が利用しているプロバイダがあれば、対応サービスを利用しているかチェックしてみましょう。

また、特殊なものとしてはVNEを3種類の中から選べる「enひかり」があります。「enひかり」であればプロバイダを変えることなく、VNEのサービス部分だけを切替することもできます。

プロバイダサービス名称
(接続方式)
VNE事業者補足
DTI光・IPv6(IPoE)接続サービス(MAP-E)
・v6プラス(MAP-E)
・NTTコミュニケーションズ
(OCNバーチャルコネクト)
・ネットワークイネイブラー
・2019年6月26日からの申込
・2019年6月25日までの申込
※順次OCNバーチャルコネクト回線へ切替が進みます。
@nifty光 WebLikov6プラス(MAP-E)ネットワークイネイブラー 
とくとくBB(GMO) ドコモ光
とくとくBB(GMO)GMO光アクセス
v6プラス(MAP-E)ネットワークイネイブラー ドコモ光対応サービスと単独の光コラボ回線あり。
DMM光v6プラス(MAP-E)ネットワークイネイブラー 2019年8月27日をもって受付終了

 

2019年9月1日から提供事業者が楽天モバイル株式会社に変更

TikiTikiインターネットv6プラス(MAP-E)ネットワークイネイブラー Tiki光コラボ、Tikiドコモ光が対応

 

フレッツ光コースは非対応

So-net 光プラス・v6プラス(MAP-E)
・transix(DS-Lite)
・ネットワークイネイブラー
・インターネットマルチフィード
・2018年4月18日からの申込
・2018年4月17日までの申込
hi-ho光・v6プラス(MAP-E)
・IPv6_IPoE接続サービス(MAP-E)
・ネットワークイネイブラー
・NTTコミュニケーションズ
(OCNバーチャルコネクト)
申込サービスにより異なる
OCN光OCN IPv6(MAP-E)NTTコミュニケーションズ
(OCNバーチャルコネクト)
 
ドコモ光(for plala) ・ぷららv6エクスプレス(MAP-E)
・transix(DS-Lite)
・NTTコミュニケーションズ
(OCNバーチャルコネクト)
・インターネットマルチフィード
 
IIJmioひかりtransix(DS-Lite)インターネットマルチフィード 
ソフトバンク光IPv6高速ハイブリッドIPv6 IPoE+IPv4BBIX 
ビッグローブ光・v6オプション(MAP-E)
・v6プラス(MAP-E)
BIGLOBE
ネットワークイネイブラー
v6プラス 2017年7月に新規受付終了 
enひかり・v6プラス(MAP-E)
・transix(DS-Lite)
・クロスパス
・ネットワークイネイブラー
・インターネットマルチフィード
・アルテリアネットワークス
IPv6のサービスを3種類から選択可能
・VNE間の乗換も可能
楽天ひかりtransix(DS-Lite)アルテリアネットワークス対応ルータが限られるので注意!詳細はこちら

 So-netの提供する光回線サービスはいつくかあり、その違いを比較してみても良いでしょう。

⇒ NURO光 sonet光プラス auひかり の違いを比較・解説 あなたが選ぶべきサービスはこれだ!

また、オプションサービスでIPv6のサービスを「v6プラス」、「transix」から選択できる「enひかり」は料金も光コラボの最安値水準なので、回線の乗換などにもおすすめです。

⇒ 【enひかり】の評判 評価が高いのはなぜ?v6プラス transixにも対応のため速度も安心

VNEサービス毎の「IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6」対応ルーター

用途別のIPv6 IPoE対応ルータ一覧はこちら

 

IPv6のサービスを知っているかTwitterでアンケートを実施

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名称を変えて2回、アンケートを取りました。

「IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6」の名称でアンケート

「v6プラス」の名称でアンケート

アンケートの結果

アンケート実施の時期(期間としては1か月ほどの差)で私のTwitterのフォロワーの系統が変わったのか、たまたまアンケートに回答してくれた人が変わったのかわかりませんが、ずいぶんと結果に開きが出ました。

「IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6」の名称の方が広範囲を指すので、反応がよかったのもあるかもしれません。

「v6プラス」対応のプロバイダは多いので、それを思えば、潜在的には「v6プラス」対応のプロバイダなのに知らずに使っていないという方が多いかもしれませんね。
まだ「IPv6」のサービスを使っていない人は損してますので、早く申込することをお勧めします。

悩む方はenひかりをおすすめ勧め。

光コラボレーションの最安値水準のサービスで、IPv6のサービスも「v6プラス」と「transix」の2つから選択することができます。

私個人としては「v6プラス」がHGWなどの対応機器も多くおすすめです。

⇒ 【enひかり】の評判 評価が高いのはなぜ?v6プラス transixにも対応のため速度も安心

 

IPv6 関連記事

▼光コラボレーション間の契約変更が可能な「事業者変更」が2019年7月から始まりましたので、他社への乗り換えがしやすくなりました。

▼IPv6で使えるルータについて知りたい方はこちら

▼Wi-Fiの規格、使い方はこちら

 

外部リンク

私も参考にしたサイトです。

●IPv6 IPoEの仕組み:Geekなぺーじ

 IPv6 IPoEの仕組みを詳しく書かれています。

●てくろぐ: DS-LiteでIPv4してみませんか?

「DS-Lite」と「MAP-E」の違いが解説されています。

補足:2014年の記事なので、2019年現在、対応ルータはたくさんの種類が販売されています。

●IPv6IPoEサービスの特徴と移行する際の注意事項 : むー便屋さんの配達記録

MAP-E、DS-Lite、6rdを図解されています。

事業者変更で光回線乗り換えをするならこちら

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